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2012年12月13日 前へ 前へ次へ 次へ

参考にしたい台湾のごみ排出ルール

 家庭ごみの排出は、市町村ごとにルールが違い、引っ越す度に苦労する人が多いようだ。とくにプラスチックは難しく、容器包装リサイクル法の対象になって10年以上経過しても、市町村の取り組みがバラバラのためだ▼プラスチック処理促進協会のHPで「台湾リサイクルレポート」が始まった。日本に留学して東京・新宿区で生活したことのある女性の目線による日台比較に考えさせられた。資源ごみを細かく分別させる手間に加えて、事前に出したごみがカラスに食い荒らされ、汚れや臭いで不快感を持ったという体験は理解できる▼台湾では生ごみ、一般ごみ、資源ごみの3つに分類して排出すればよい。生ごみは家畜の餌や堆肥として再利用され、一般ごみは有料のごみ袋を購入して処理する▼プラスチックは一般ごみだが、ボトルは資源ごみとして排出する。日本と違ってPET、PEなど素材に関係なくボトルとして一括回収した後、ボランティアの助けも借りて分別・再資源化する▼しかも、台湾の行政院が策定した制度だけに、どこに住んでも戸惑うことがない。容リ法の対応がさまざまな日本では、住民の負担が大きいうえ、混在して排出されるプラスチックはマテリアルリサイクルが優先されるなど合理性に欠いている。容リ法の抱える矛盾に正面から向き合う時期だ。


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