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2012年05月30日 前へ 前へ次へ 次へ

先進国入りを突き進む韓国経済

 1人当たりの国民所得と人口は、国力を示す重要な指標になる。先進国や大国の定義は難しいが、経済開発協力機構(OECD)の加盟国はひとまず、その必要条件をクリアしているとみていい▼韓国紙によると、韓国の人口は昨年末で4977万人(1年に3カ月以上居住している外国人就労者を含む)だったが、この6月後半にも5000万人の大台に乗る見通しらしい。韓国の人口は朴正熙政権がスタートした1960年代初めは2500万人だったが、半世紀を経て倍増したことになる▼一方、国民所得はすでに、2万ドル台に乗せている。また、購買力平価でみた国民所得は2万9997ドルと、3万3000ドル台の日本やフランスに迫る水準にある。「国民所得2万ドル、人口5000万人以上」が先進国への関門と位置付ければ、日本、米国、仏、伊、独、英国に次いで7番目である▼この関門をくぐったのは、96年の英国が最後で、16年ぶりの"快挙"となる。97年のアジア通貨危機で国際通貨基金(IMF)の支援を余儀なくされたが、見事な"漢江の奇跡"
の再来を実現したことになる▼しかし、ここにきて警戒ランプが点滅している。韓国経済を支えてきた欧州や中国向け輸出に暗雲が立ち込めているためだ。今年は「昇り龍」の真価が問われる年になる。


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