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2012年01月24日 前へ 前へ次へ 次へ

CESで話題を集めたウルトラブック

 今月半ば、米国ラスベガスで開催された家電展示会(CES2012)。アップルやマイクロソフトが出展しないことで、やや盛り上がりを欠いたようだ。とりわけ、薄型TVはサムスンなど韓国勢の大型有機EL以外には話題性が少ない▼スマホとタブレット端末が席巻している感がある電子製品市場だが、会場では新世代パソコンが一人気を吐いたらしい。ここにきて、市場での存在感を高めつつある「ウルトラブック」がそうだ▼米インテルが提唱する超薄型、起動時間の速さを特徴とするノートパソコンで、米HPや台湾エイサーなどが最新型を展示した。HP製品は最薄部分が18ミリで、重量1・5キログラム、9時間駆動。エイサー品は最厚部でも15ミリ、LG電子の製品は、9・9秒の高速起動がうたい文句である▼関係者の間では、スマホ携帯やタブレット端末で出遅れた感があるインテル陣営の巻き返しとの見方が有力。"ウルトラ"は、その強烈な意思表示のようだ▼CESは、世界の有力エレクトロニクス企業の戦略が交錯する十字路。韓国紙はCESを訪れたサムスン電子の李会長の「進んでいた日本は力が落ちている・・」という発言を伝えている▼半導体、液晶そして有機ELと、どうも日本勢の分が悪い。ここは臥薪嘗胆、巻き返し戦略の構築が重要性を帯びる。


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