台湾石化4社 中国・福建省で大型石化プロ始動へ
【シンガポール=清川聡】台湾の石化産業が内外で動き出している。先頃、台湾聚合化学品(USI)や李長栄ら台湾企業4社は中国石化(SINOPEC)と中国・福建省古雷で大型石化コンプレックスの建設計画の枠組み協定を結んだ。2014年の稼働開始をめどに、年産処理能力1600トンの石油精製設備とエチレン年産120万トンのナフサクラッカーを軸に26のダウンストリーム設備を含むプロジェクト。投資金額は約45億米ドル。ただ、現時点では台湾政府は中国におけるナフサクラッカーへの投資を認めておらず、政治判断が焦点となってくる。一方、台湾内では頓挫した大型石化計画「國光プロジェクト」が建設候補地の変更、規模の縮小、ダウンストリームに焦点、という条件で新たな展開を見せており、今後の動向に注目が集まっている。