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2011年06月27日 前へ 前へ次へ 次へ

ブタジエン独歩高 4000ドルへ 合成ゴム減産強化

 【シンガポール=渡邉康広】ブタジエンのアジア市況が独歩高を続けている。ほかの石化製品がほぼ全面安の展開のなか、ブタジエンだけは今年に入ってシンガポールや台湾でナフサクラッカーがトラブルや事故を引き起こしたことで供給がひっ迫。足元のスポット価格は1トン当たり3800ドル(CFR、極東アジア)を突破、4000ドルを目指す動きも出始めている。一方、主な需要家の1つである合成ゴムメーカーは減産を強化し、原料高騰に対抗する姿勢を強めている。ただアジアのナフサクラッカーは、最大市場である中国が金融引き締めや電力不足などを背景に冷え込みつつあることから減産を拡大する傾向にある。ナフサクラッカーのみを供給源とするブタジエンは一段と供給が減るのは必至で、合成ゴムメーカーやさらに需要家のタイヤメーカーなどは苦しい対応を迫られそうだ。


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