国内エチレンセンター 減産機運高まる
国内エチレンセンターの減産が広がりそうだ。中国の金融引き締めによる影響により市況低迷が春以降継続しており、オレフィン、ポリオレフィンは厳しい採算に陥っている。エチレンの輸出は各社とも絞る傾向にあり、ポリエチレン(PE)の競争力ある製品でさえも苦戦気味となっている。アジアでは一部企業が減産を実施しており、定修前倒しの観測もでている。日本でも東燃化学がトラブルにより停止し、三井化学、丸善石油化学もやや稼働を下げるなど、実質的な減産はすでに始まっている。今後さらに他のセンターに波及する可能性がある。
直近の価格はナフサ(MOPJ)が約950ドルなのに対し、オレフィンのアジア市況はエチレン約1150ドル台、プロピレン約1450ドル、ブタジエン約3650ドル。エチレンは採算割れ、プロピレンはかろうじて利益を確保できる状況。ブタジエンの収益は大きいが、エチレンをカバーできるほどではない。