日本カーボン、大口径黒鉛電極の生産効率化推進
日本カーボンは、電炉向けに使用される人造黒鉛電極の事業拡大を積極化する。現在、富山工場(富山県)の設備はフル稼働となっており、なかでも28インチや30インチ、32インチといった大口径タイプの比率が高まっている。海外への展開を一層加速するためには能力が不足していることから、まずは製造設備の一部改造により大口径タイプを効率生産できる体制を整える。さらに、中期的な視野に立ってアジアでの生産拠点確保も検討する。国内で生産する黒鉛電極の事業環境は、為替や国内電炉業界の不振などにより先行きが見通しにくい状況が続いている。とくに生産品の7割近くを輸出する同社にとって昨今の円高の影響は大きい。しかし、そうしたなかにあっても、電炉鋼の効率生産につながる大口径品に対する評価は高く、海外での販売を拡大することによって富山工場の設備はフル稼働を実現している。