宇部興産、堺のPIフィルム新設備が商業運転
宇部興産は、4月めどにポリイミド(PI)フィルム新プラントの商業運転を開始する。堺工場(堺市)に新設した第10期、11期設備で、現在、取引先との間で認定作業を重ねている。作業にある程度の見通しが得られたことから本格生産を決めた。今後、国内外のメーカーに拡販を推進。COF(チップ・オン・フィルム)用途でのシェアを来年度末に50%へ引き上げる。現在、宇部ケミカル工場(山口県)のPIプラントはフル操業の状態。2010年9月から電機・電子部品の在庫調整が続き、同社のプラントも稼働率低下を余儀なくされてきたが、昨年12月には回復基調に転じている。これにともない、堺の新プラントの早期戦力化を図ることで、品質向上やコスト競争力の確保を実現する。認定作業を終え次第、順次、本格稼働に持ち込んでいく方針。同社全体の生産能力は年4100万平方メートルとなる。