資生堂、慢性皮膚炎引き起こす新規メカニズム解明
資生堂は3日、アトピーや乾癬などの慢性皮膚炎を引き起こす新規メカニズムを解明したと発表した。同炎症に関与しているたん白複合体を岡山大学との共同研究で発見し、表皮中で同複合体が増えると角層水分蒸散量が上昇して炎症悪化につながっていることを突き止めた。今後、同複合体を低減する抗炎症の有効成分を探索し、OTC外用薬に応用していく。両者は、慢性皮膚炎を起こしている肌の表皮細胞中でたん白複合体「カルプロテクチン」(S100A8/A9)が炎症誘導因子に作用していることを発見。同複合体を培養表皮細胞内に添加したところ、炎症誘導因子のIL‐1F9やTNFアルファが添加量増にともない通常の2‐3倍近く発現していることを確認。またIL‐1F9やTNFアルファを加えた実験でも同複合体発現量が2‐4倍近く上昇していることがわかり、これらの相互作用が炎症の慢性化に関与していることを見いだした。