溶剤リサイクル工業会、循環利用のCO2削減効果を調査
日本溶剤リサイクル工業会(会長・川瀬泰淳日本リファイン会長)は、有機溶剤の循環利用による環境負荷低減効果を調査する。マテリアルリサイクルした場合の二酸化炭素(CO2)削減効果を業種ごとに定量化し、リサイクルを実施するうえでの課題も抽出する。第三者機関に調査を委託し、年内をめどに結果を取りまとめる。溶剤リサイクルはCO2排出量の大幅削減に寄与するが、リサイクル率は10%未満にとどまっているのが現状。削減効果と課題の双方を明確化して関係機関・業界に提示することで、溶剤リサイクルの普及・促進を図っていく。溶剤は、使用後に回収・精製して不純物を取り除けば再使用が可能。使用後に単純焼却処分するのに比べCO2排出量を61.5%削減でき、焼却後に熱回収する場合と比べても58.9%削減できるという(いずれもプラスチック加工工場の例)。だが、国内で年間200万トン以上の溶剤が使用されているのに対し、リサイクルされる溶剤はわずか20万トン程度。約100万トンが大気放散され、残りは排ガスや廃液として焼却処分されている。