シンガポールEDB、誘導品軸に日系化学誘致を推進
【シンガポール支局】シンガポール経済開発庁(EDB)は日本企業を最優先対象の1つとして投資誘致を推進する。化学分野でとくに誘致を推進するのはダウンストリームで、「ビジネス トゥー コンシューマー」というコンセプトを軸に、化粧品原料などアジアの新興市場で急拡大するコンシューマー市場を取り込むための地ならしを進める考えだ。またその一環として、シンガポール政府は同国化学産業の成長構想「ジュロン島バージョン2・0」のなかで、インフラを長期的に「グリーン化」していく方針を改めて強調しており、ここで培った省エネルギー・排熱利用、水処理など一連のインフラ技術を海外で展開するビジネスモデルの1つにしていく。EDBは24日に開催した2010年投資実績の公式記者会見後、日系メディアを対象に記者懇談会を開催、タン・チョーン・シアン副マネージングディレクター(MD)が出席した。そのなかでシアン副MDは、改めて日系企業との関係強化を強調。化学産業では、日系化学企業によるダウンストリームへの投資を訴えた。