栗田工業、東南アで水処理装置・薬品販売強化
栗田工業は東南アジア事業を強化する。生産拠点の移転を加速させている日系企業を主対象に、水処理装置の販売を活発化させる方針。同地域の事業展開を統括しているシンガポール拠点で人材拡充など増強を図るとともに、水処理薬品の販売品目の拡充を検討する。また、電力不足の早期解消が課題となっている同地域で石炭火力発電の増設も予想されており、国内で実績豊富な脱硫排水処理技術を売り込んでいく。海外に生産拠点を移転させている日本企業の需要を確実に取り込むことで、成長を維持したい考え。同社は、現中期経営計画で海外事業の拡大を推進中。2010年度の海外売上高のうち、アジア地域は前期比66%増の223億円と大幅増を見込んでいる。海外展開で重点を置くアジアの最大市場は7割を占める中国だが、東南アジアでも石油や資源、産業全般において日本企業が新たに進出を加速させていることから、工場新設にともなう産業用水や排水処理装置の販売を強化する方針。