アステラス製薬、抗がん剤の国内開発拡大へ
アステラス製薬は抗がん剤の国内開発を拡大する。海外企業の買収でパイプラインを一気に拡充した経緯もあり、開発段階にある13品目のうち国内でも臨床試験(治験)を実施しているのは現在、3品目にとどまる。日本での権利を持つものはすべて国内開発を実施する方針で、基本的に欧米で臨床的有用性を確認できたものから開始。海外治験データを効率的に活用して開発期間を短縮する。市場投入の足並みをグローバルでできるだけ揃え、ドラッグ・ラグの解消にもつなげる。アステラス製薬が国内でも治験中の抗がん剤は、自社創製のサバイビン発現抑制剤「YM155」(欧米第2相/日本第1相)、米メディベーションから2009年に世界的権利を獲得した経口抗アンドロゲン剤「MDV3100」(欧米第3相/日本第1相)、06年にスイス・フェリングから国内権利を獲得したゴナドトロピン放出ホルモン受容体拮抗薬「デガレリクス」(一般名)。デガレリクスは1カ月製剤を前立腺がんの適応で10年10月に国内承認申請したが、現在、3カ月製剤が第2相試験中。