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2011年01月14日 前へ 前へ次へ 次へ

東京化成、高活性の優れるパラジウム錯体触媒を市場投入

 東京化成工業は、高活性で安定性に優れるパラジウム錯体触媒を本格投入した。医薬品原薬などの製造プロセス開発に用いられる「ヘック-溝呂木反応」を効率良く進行させることが特徴。同反応に用いられる各種触媒と比べて高活性・高収率であることを確認している。医薬や電子材料など幅広い分野の有機合成反応を対象とするもので、同社は今後、提案活動を強化していく。パラジウム錯体触媒を用いる有機合成反応は、炭素-炭素結合形成反応の有用な構築法の1つ。なかでもヘック-溝呂木反応は「鈴木-宮浦クロスカップリング反応」と同様に多用されるなど重要視されている。東京化成工業が投入したパラジウム錯体触媒は、含窒素のN-ヘテロ環状カルベン(NHC)配位子と、触媒活性化の段階で脱離する配位子の2つの異なる配位子を有する「SingaCycle-E1」。シンガポールの公的研究機関と共同開発した。


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