日立電線、中国工場を拡張・産業用ケーブル生産へ
日立電線は、電子機器用電線などを製造している中国・蘇州工場の拡張に乗り出す。新たに産業用ケーブルの生産を計画し、2011年前半にも投資内容を決定する。現状3000人の要員体制については、将来的に4000人規模に増強していく。またベトナムの電子機器用電線工場も本格的に立ち上げ、20年をめどに年間売上高100億円の基幹工場に発展させる。さらに、欧州市場で新たな製品展開を図るなど海外展開を加速していく。日立電線は、世界同時不況後に徹底した経営効率化を図り、拠点の見直しも集中的に行った。海外では北米の自動車用部品事業の拠点を5カ所から3カ所に集約。このうち米国2法人を今月1社に統合し、米国1社、メキシコ1社体制とした。機器用電線事業ではハンガリー子会社を清算し、中国子会社を売却した。リードフレーム事業の拠点再編も課題となる。現在は国内が米沢と日立の2カ所、海外がフィリピン、マレーシア、中国、シンガポールの4カ所にまたがる。現状では国内のウエートが高く、今後は海外シフトを強めつつ、半数程度に絞り込むとみられる。