エネテック総研、SiC/SiC複合材の民生用途開拓
エネテック総研は、炭化ケイ素(SiC)/SiC複合材料事業を早期に軌道に乗せるため、民生用途の開拓に拍車をかける。今年同社を連結子会社化したグンゼや、宇部興産との協力体制を整備しながら、理論通りの性能を実現するための開発も着実に進んできた。まずは1-2年内にSiC繊維の量産対応力を万全なものとして、航空宇宙や工業炉向け部材への採用を目指し、数億円規模の事業に育成する。さらにその先には、軽水炉や高温ガス炉の燃料棒、将来的には核融合炉の隔壁をターゲットとして、爆発的な需要拡大につなげていく。エネテック総研の扱うSiC/SiC複合材料は、SiC繊維にSiCナノパウダーを含浸し、焼成して製造するもの。1500-1800度Cという極めて高い耐熱性と、ダイヤモンドや炭化ホウ素に次ぐ硬度を併せ持つ。既存法に比べて緻密な構造を形成できる複合材料成形技術「NITE法」の独占使用権を有していることも強み。