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2015年02月18日 前へ 前へ次へ 次へ

「経熱」を生かして日中関係再構築を

 財務省が発表した貿易統計によると、2014年の日本から中国への輸出額は13・4兆円、前年比で6・0%増加した。中国からの輸入額は19・2兆円、同8・6%増。輸出入を合計した貿易総額は32・6兆円、前年比7・5%増となり過去最高を記録した。
 14年に日本を訪問した中国人は241万人、13年の131万人に比べて大幅に増加した。とくに14年7月は前年同月の約2倍となる28万人が日本を訪れ、単月記録としては過去最高を達成した。
 日本と中国の関係は、12年9月に起こった尖閣諸島問題に端を発し、13年半ばまで「政冷経冷」という状態が続いた。日中間では歴史認識の相違をはじめ政治に関係する諸問題の対立が解消されていない。一方で13年後半から経済関係の改善が進んでおり、14年の過去最高の貿易額や訪日中国人数など「経冷」からは脱している。
 日本への観光旅行で、日本製の高性能家電製品などの購入に加えて、これまで観光コースになっていないような地方やひなびた温泉地を訪れて、中国のSNSである微博や微信などで"本当の日本体感"を発信する中国人が急増してブームの様相を呈している。
 中国人が購買したい人気商品である日本製の高性能炊飯器を大量に購入する中国人観光客は、現在でも衰えていない。最近の円安効果もあって日本製の温水洗浄シャワー付き便座、自動掃除ロボットなどの高額製品を大量にまとめ買いする傾向も広がっている。東京・秋葉原などの家電量販店では、中国人買い物客が訪れるたび記録的な売り上げとなっているという。
 出張者などを含めると常時10万人を超えると言われる上海市の邦人滞在数。数年前までは、客のほとんどが日本人という日本料理店のこうした光景に異変が起きている。観光などで本物の日本の味を知った都市部の裕福層に属する中国人が、日本料理店に大挙して訪れている。これまで日本人で満席だった有名日本料理店や居酒屋なども、いまや大勢の中国人で満席状態になり、座れないという現象も日常的に起きている。これも日本観光で生じた効果だろう。
 成熟社会となって、モノを積極的に購入するという意欲が希薄になってきた日本。日本で大量に消費をする中国人は、消費マーケットや地方観光産業の活性化に貢献している、さらに訪日を契機に日本に対する理解を深め、日中交流の輪を広げていることも間違いないだろう。再び活況を呈している日中間の経済関係、「経熱」をきっかけに、政治を含めた両国間の安定と持続成長につなげたい。


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