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2015年02月05日 前へ 前へ次へ 次へ

変わる物流 中国最前線(上)

"日本式"で差別化
危険化学品ノウハウ生かす

 化学品物流も量から質へ-。産業の高度化が進む中国で今、高度な物流に対するニーズが増してきている。付加価値に優れた原料を使おうとする意欲が高まるにつれて、経験やノウハウに長けた日系物流企業にアドバンテージが広がっている。また、危険化学品に対する各種規制の強化という追い風も吹き始め、絶好のチャンスを迎えつつある。通関および物流、倉庫、構内作業の各場面で商機を追い求め、中国で奮闘する各社の姿を追う。
     ◇ ◇ ◇
 長らく続いてきた日系および欧米メーカーの進出によって、市場の成熟が進む中国。生産拠点が集積し、産業はより高いステージを迎えている。それにともない付加価値の高い原料や温度管理を必要とする化学品の取り扱いも増えている。
 そのため中国政府は近年、危険化学品の貯蔵や運送などについて規制強化に乗り出した。これによってコスト競争力で勝る現地物流企業に対し、日系物流企業が得意とする化学品ノウハウを生かせる土俵が整ったといえるだろう。
 危険品物流を主力とする築港は、日系企業で唯一、日中両国に拠点を構えたドア・ツー・ドアの危険化学品混載サービスを提供する。日本からの輸入貨物が約9割を占めており、「横浜、神戸を出発した時点で、すでに受け入れ側の中国で輸送貨物の情報を掴んでいる」と筑港国際貨運代理(上海)有限公司の濵田敬藏総経理は強みを生かす方針を示す。中国で複雑化する通関業務に素早く対応できる体制を敷く。
 また、化学品の新しい法令の施行やさまざまな規制変更が多い同国の場合、「長年、日本で培ってきた危険品ノウハウ、さらに上海拠点で8年目を迎え中国事情にも精通する」(同)ことは大きなメリット。きめ細かなサービスを通じて現地ユーザーを開拓するほか、長江流域港を活用した輸送などさまざまな物流コーディネートを提案していく。
 日陸は上海に3社の現地法人を構え、さらに今年に入り輸送事務所を天津に新設した。華北地区にまで業務を拡大させる考え。
 強みとするのが日本品質の安全対策。昨年11月には中国で上海3社に加え、日本、韓国の現地法人スタッフも一堂に会し、安全大会を開催した。13年に続く2回目の実施で、貨物液漏れ応急処理、デバニング作業時の貨物確認、タンクコンテナ充填作業の手順訓練などを行った。
 また上海の倉庫ではタンクの加温設備を備えるほか、毒性・不燃・可燃といった各種ガスの保管も可能。周辺にタンクの洗浄デポを構えるなど日本と同様の付帯設備を取り揃える。「日本式の高品質物流を中国国内で展開する」(日陸集団中国区の林宜煌総裁)と、質の高いサービスで差別化を図る。
 危険物の輸送ノウハウによって市場開拓を狙うのはブルーエキスプレス。親会社ステラケミファの無水フッ酸を長年、自社で製造した特殊タンクで輸送しており、「フッ酸の知見を他の化学品に生かし、新たな市場を創出したい」と星青国際貿易(上海)有限公司の劉志武董事長総経理は話す。親会社に依存するだけでなく、中国で新たなビジネスの育成を急ぐ。
(小谷賢吾、吉水暁)

【写真説明】上海の外高橋保税区内に並ぶコンテナ車


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