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針路2015 関西ペイント 石野博社長
グループで垣根越えた連携
...国内の市場環境をどうみていますか。
「当社は輸出が少なく、円と海外拠点の現地通貨との為替もまだらなため、円安は一概に好材料ではない。ただ今年、円安による輸入原料価格の上昇は原油価格の低下で相殺されるだろう。国内経済全般は成長戦略の第3の矢が出ない限り浮上しない。2020年に東京五輪もあるので、前向きにやるしかない」
...国内の事業方針は。
「当社は日本、中国、東南アジア、インド、中東、アフリカ、欧米の7極体制で事業展開している。日本は司令塔だが、グローバルの中の一極として最適な戦略を取る。自動車用塗料は今後も品質やサービスを充実させる。建築用塗料は松竹梅でいえば高品質、高価格の松にこだわってきたが、竹、梅の品揃えも強化する」
...合理化も課題です。
「関東は柏、関西は尼崎に調色、物流機能集約のめどがついており、今後は中部地区だ。各塗料事業間や、子会社を含めたグループとしても機能集約、統合を検討する。海外も極ごとに最適配置を図るが、原料購買ではインド、南アフリカの子会社と日本を中心に極をまたいで連携しており、今後は会計なども課題だ。一方、優れたノウハウは部署間、極間の垣根を越えて共有を進めていく」
...国内市場の掘り起こしは難しいのでしょうか。
「企画が肝だ。今後、住空間の色彩にこだわる消費者は増える。南ア子会社は建築用塗料の色数が多いので、日本でも今年中にアレンジして上市する予定だ。消費者と触れあうイベントも多く開催したい。また、デング熱対策としてマレーシアで好評の防蚊塗料は日本でも需要があるだろう」
...海外事業の戦略は。
「中国では出遅れていた汎用塗料市場に切り込む。タイは自動車用塗料が政情不安の影響で今年半ばまで回復が遅れそうだ。それ以外の汎用事業がメインのアジア、中東、インド、南アは伸びている。とくにミャンマーやドバイなどの中東の汎用塗料市場は伸びしろがあり、中東はショールームを活用したPRにも努めていく。自動車用塗料は、新興国における欧米自動車メーカーの現地法人向けに採用を拡大させる」
...M&Aの計画は。
「昨年はマレーシアで防食塗料メーカーを買収、中国では粉体塗料の合弁を立ち上げた。今後もアフリカなどで検討するが、買収の基準は会社の"信頼"。商品の信頼性、ユーザーや従業員からの信頼があるかどうかだ」
...新興国市場は欧米大手塗料メーカーも入り乱れた争奪戦です。
「市場の成長スピードに対応するには人材が重要になる。すでにグローバル購買の統括には欧州大手塗料メーカーで豊富な経験を積んだ人材を据え、中東拠点も全部署に欧米大手出身の人材を配置している」
(佐藤尚道)
【ひとこと】昨年の収穫は「社内のマインドセットが変わったこと」と語る。日本のやり方が最良との固定観念に風穴を開け、優れたノウハウは海外拠点からも取り入れる風土が醸成されたようだ。柔軟な発想は防蚊塗料をも生み、「アイデアはまだある」と笑う。そのしなやかさで、新興国で激しい競争を繰り広げる欧米大手塗料メーカーを相手にどう渡り合うかが注目される。