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「タッチ台湾2014」 商機探る日系各社
先進技術を披露 需要補足
先月末に台北市内で開かれたタッチパネルや光学フィルムの展示会「タッチ台湾2014」には内外の約350社が出展した。日本からも少なくない数の化学・素材や製造装置に関わる企業が参加。磨き上げた技術力で中国との差別化を進める台湾企業のニーズに沿った製品を投じようとする動きが相次いだ。同展示会を通じ、商機を探る各社の取り組みを紹介する。
(吉水暁)
◇ ◇ ◇
*中国とは差別化
プリンテッドエレクトロニクス材料を新たな柱に育成することを目指すJNCは、スマートフォンなどのベゼル(額縁)向けの黒インキとタッチパネル向けフレキソ保護膜用インキの2製品を同展示会で初披露した。ともにポリイミド(PI)系をベースに開発、前者はインクジェットによるベゼル加工、後者はインジウム・スズ酸化物(ITO)などのパターン形成でそれぞれ使う。戸畑工場(福岡県)で生産体制を構築しており、受注が得られ次第、量産に踏み切る構えだ。
タッチ台湾で新製品を出展した理由に関して、「プリンテッドエレクトロニクスの採用に意欲的なのは台湾と中国の企業に限られる」とJNCの担当者は打ち明ける。とくに台湾の場合、先進的な材料に興味を寄せる企業も多いといい、世界に先駆け新製品を発表することで、現地企業へのPRを試みた。ブースでは展示した試作品を熱心に覗き込む姿も随所でみられ、関心の高さの一端がうかがえた。
スマートフォンを始めとする中小型液晶パネル向けの新規需要取り込みを狙い、光学用フィルム「ゼオノアフィルム」の認知度向上を図ったのは日本ゼオンだ。シクロオレフィンポリマー(COP)を原料とするゼオノアフィルムは、高寸法安定性と優れた光学特性が特徴。位相差フィルム向けに展開中で、昨秋から売り上げが回復軌道を描いている。
*中小型向け照準
台湾では、テレビなどの大型パネル向けは「順調に案件を獲得している」(同社)という。そこで台湾市場ではゼオノアフィルムの次のターゲットを中小型向けに定めている。ただ、優れた要素を多く持つものの、COPをベースとしているため、「使いこなすにはやや癖がある」(同)ことも事実だろう。そのため、先般、同社は台北市内の拠点に技術担当者を配置する取り組みをスタート。台湾で技術サポートが可能な体制を整え、より高度な材料を求める現地需要の掘り起こしに努めている。
一方、印刷大手の小森コーポレーションの子会社である小森マシナリー(山形県)は、台湾を代表する研究機関の工業技術研究院(ITRI)と共同でタッチパネル向け新印刷技術を公開した。これまでフォトリソグラフィーでしか難しかった高精細な配線をグラビアオフセットで行うものであり、タッチパネルのフィルムの上に簡単にメッシュ状の配線を形成することが可能だ。2013年に結んだ共同開発契約の成果の1つで、生産性の向上や製造コストの削減につながる技術として、台湾のパネルメーカーに売り込んでいく。