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インドネシア新大統領に期待
1998年のスハルト政権崩壊後、3人の大統領を経て、2期10年務めたスシロ・バンボン・ユドヨノ大統領は、国民の高い人気と期待を背負って、インドネシア経済の立て直しに全力を投入した▼昨年、1人当たりGDPが3500ドルを超え、2億4000万人の人口もあって巨大マーケットになっている。国際協力銀行によれば、日本企業にとって最も魅力ある投資国に躍り出ている。化学関連もここへきて、一般消費財や自動車関連を軸に投資が活発化している▼そのユドヨノ政権の後を受けて、ジャカルタ州知事のジョコ・ウィドド氏が第7代大統領に就任する。ジャカルタ市の区画整理による住居立ち退きを何度も経験しながら、家業の傍らガジャマダ大学へ入学した苦労人。庶民派と呼ばれ、都市部では高い人気を誇る。弱点とされるのは軍との関係。軍出身のプラボウォ・スビアント氏を接戦で下しただけに、今後の課題は軍との関係つくりだろう▼一方で、ユドヨノ時代に大きく発展した経済も課題が少なくない。電力料金や労働賃金の上昇に加え、ルピア安は輸入依存度の高い製造業に影響を与えている。堅調な国内消費も、海外からの投資が冷え込めば状況は変わってくる。ギターをつまびきレッド・ツェペリンを愛するジョコ氏の手腕に期待すること大である。