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市場環境を知る好機となるCPhI
化学工業日報社、UBMジャパンなどが主催する「国際医薬品原料・中間体展(CPhI Japan2014)」が今月9日から3日間、東京ビッグサイトで開かれる。同展を中心に機器・装置、バイオ医薬品などの専門展が併設される製薬業界向け国際総合展示会として定着し、世界中から最新の製品・技術・サービスが一堂に紹介される。グローバル化やジェネリック医薬品(後発薬)の台頭、さらには今後期待されるバイオ医薬品の開発動向など、市場環境の変化に対する各社の取り組みが注目される。
12回目を迎えるCPhI Japanは着実に規模を拡大。現在までに「製薬業界受託サービスエキスポ(ICSE Japan)」、「原薬・中間体機器/装置展(PMEC Japan)」、バイオ医薬品の研究開発・製造の専門展「バイオファーマジャパン(BioPh Japan)」、ドラッグデリバリーシステム(DDS)と包装技術に関する「ファーマテックジャパン(Pharmatec Japan)」が併催。製薬関連産業の最新動向が報告される各セミナー・コンファレンスなどでは再生医療やDDS/医薬品包装、バイオ医薬品製造・分析といった約150テーマが予定されている。
CPhIの特徴の一つが、製薬産業の歴史を映すかたちでグローバル化が進展したこと。実に出展社の半数以上を海外企業が占める。製薬メーカーや医薬品受託製造業を中心に世界中から研究・開発部門などの担当者が多数来場し、新たなビジネスパートナーや医薬品製造サプライヤーの発掘、商談の場として活用されている。
日本の医薬品市場は米国に次ぐ世界2位であり、高齢化社会が急速に進む中にあって成長が期待されている。それらを背景に、一時は後退気味だった外資系製薬企業も再び日本市場にアプローチを強めており、競争も激しさを増すとみられる。
ただ、度重なる薬価改定、後発薬の普及拡大は新薬メーカーに厳しい環境を突き付けている。厚生労働省も医療費抑制策の一環として17年の後発薬普及率約6割というロードマップを定め普及に拍車をかける方針。
これらを背景に海外の原薬・中間体メーカーも日本市場への展開を強化。とくにインドや中国などはコスト競争力を武器に攻勢をかけており、日本勢としては得意とする技術力と品質安定性に一層磨きをかける必要がある。また、プロセスの工夫などによる低コスト化も避けて通れない要求テーマとなる。CPhIをはじめとする各展示会は、直面する諸課題に対する各社の動きを探る好機ともなる。