2014年3月の記事を読む
2014年2月の記事を読む
2014年1月の記事を読む
2013年12月の記事を読む
2013年11月の記事を読む
2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む
転換する中国の農業政策の波紋
数年前に中国産野菜がスーパーの売り場を席巻したことがあった。低価格が売りだったが、過剰な農薬使用で安全性に不安が広がり、近年はほとんど姿を消したようだ▼この経験から中国は有力な農業国という印象が残ったが、昨年末の食糧安全保障戦略の転換は波紋を広げた。農林中金総合研究所の阮蔚(ルアン ウエイ)主席研究員によると、中国は10年連続で食糧増産を達成したにも関わらず、目標の「食糧の95%自給」は恒常的に未達という▼これからも耕地面積や水資源の制約から大幅増産が難しい一方、人口や所得増加による需要拡大は確実に進む。農業競争力の向上も見込めず、政府も95%自給は困難と判断した▼そこで食糧安保戦略を転換したわけだが、コメと小麦の主食用穀物は「絶対的自給」、飼料・工業用穀物のトウモロコシを「基本的自給」として国内生産を堅持する半面、油糧種子など主食以外の食糧は不足分を輸入することにした▼中国の食糧政策の影響は大きい。1990年代なかばに穀物を大量輸入した際、「中国の輸入増で国際価格が上昇、途上国は輸入できなくなる」と反発された。政府は衝撃を受けて95%自給を打ち出した。その戦略を転換するだけに、農業政策に苦悩が滲む。阮蔚さんは日本への影響は軽微とするが、お天気次第の食糧ゆえ、無関心ではすまされない。