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2014年03月17日 前へ 前へ次へ 次へ

カネダ 医薬原体でベルギー・ユミコアPMCと提携

<CPhI関連>

 カネダは、ベルギーの貴金属・化学品メーカーのユミコアPMCと提携、医薬原体(API)の国内販売に乗り出した。プラチナ製剤と呼ぶ白金系抗がん剤としてシスプラチンなど3品種をラインアップに加え、国内市場開拓を推進する。品質管理施設(東京都中央区)による品質保証・小分け製造体制を構築しており、これを強みにジェネリック向けやセカンドソース向けに販売攻勢をかけていく。カネダではAPIビジネスの一環として、成長が見込める抗がん剤など重点分野に特化した品揃えを強めており、今回の3品種を将来の柱の1つとして育成を急ぐ。
 カネダは、重点分野に医薬原薬や医療材部門を位置づけ、成長戦略を展開している。その1つがAPIビジネスで、2010年に医薬原薬事業部を組織し、点眼薬やパップ・テープ剤など着実にアイテムを拡充してきた。11年には高い薬理活性物質を取り扱いできる品質管理施設を設置、ハザード区画には、高薬理活性物質を取り扱えるアイソレーターを採用するなど品質管理・品質保証や小分け製造する体制を整えてきた。こうしたなかで、高薬理活性物質として抗がん剤や抗生剤、ステロイドといった成長が見込めるAPI探索に軸足を置いて品揃えを拡充。海外メーカーとしてイタリアやスペイン、中国、台湾などと輸入実績を積み上げてきた。
 提携内容は、ユミコアPCMが製造するプラチナ製剤の国内総販売代理店契約で、対象は抗がん治療で主力となるシスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン。欧米薬局方(USPやCEP)に対応するが、カネダの品質管理施設を活用して国内で顧客開拓していく。鉱山開発から手掛けており、コスト競争力とグローバルな安定供給体制が強み。
 一方のユミコアグループはブリュッセルに本拠を置くグローバル企業で、売上高(13年12月期)は98億ユーロの規模。貴金属やレアメタルなど鉱山開発から精練、触媒生産、リサイクルまで手掛ける。その中でユミコアPMCは、自動車触媒部門に加えて貴金属ハンドリング技術などをベースにプラチナ製剤市場に参入。主力のドイツ工場に加えて09年にアルゼンチン工場が稼働するなど、グローバル供給体制を拡充する。今回、日本でのジェネリック市場開拓を狙うユミコア社と、カネダのAPI戦略が合致し、提携締結に至った。


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