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2014年03月17日 前へ 前へ次へ 次へ

佐竹化学機械 完全自己浮遊型の撹拌機を開発

<CPhI関連>
 佐竹化学機械は、医薬・ファインケミカル向け新型撹拌機を開発した。タンク底部に設置したモーターとタンク内部の回転翼であるインペラを結ぶシャフトと穴を無くし、完全自己浮遊型シールレス構造を実現。分解作業が簡単なサニタリー性に加え、シールレスのため雑菌混入や液漏れを防ぐ。同社では、撹拌機のハイエンド機種として近く市場投入し、医薬やファインケミカル分野で展開していく。
 撹拌装置は通常、タンク、モーター、シャフト、インペラなどで構成されている。ステンレス製タンクの底部に穴を開け、その中にシャフトを通し外部のモーターとタンク内部のインペラを直結。これを回転させることで内容物を均一に混ぜる仕組み。
 しかし、タンク底部の穴とシャフトの隙間は、シール材で液漏れを防止しているものの、完全無漏洩は難しい。また清掃時には全部品を分解するため、多大な時間が必要となる。
 今回、佐竹化学機械が開発した完全自己浮遊型底面マグネットミキサーは、タンク底部にシャフトを通す穴がない。タンク外部のモーターと内部のインペラの間のシャフトを無くし、非接触とした。反発磁石である外部のモーターが回転すると、トルク伝達磁石がある内部のインペラに動力が伝達されるしくみ。つまりタンク内のインペラは浮遊した格好だ。商品名は「フローティングマグミキサー」。
 特徴は、自己浮遊型の磁気回路で簡易脱着ができ、自己洗浄性に優れる炭化ケイ素製の軸受けの採用で清掃作業が簡単に行えること。また、シールレス構造により、雑菌の混入や液漏れがない完全無漏洩を実現した。さらに高性能インペラ(HS604MB)による省エネ、高い撹拌性能も実現している。
 主な用途として、医薬品、化粧品、ファインケミカルなどのハイエンド領域をターゲットとする。同時に各社の撹拌プロセスに合ったタンク内の流動状態(フローパターン)、撹拌作用などの最適なシミュレーションを顧客に提案することで、差別化戦略を加速する方針だ。


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