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2014年01月22日 前へ 前へ次へ 次へ

iPS細胞と3Dプリンターで人工臓器

 文藝春秋誌の「『20年後の日本』への50の質問」という特集が面白い。執筆陣も多彩で、読み応えがある。「小泉進次郎は総理になっているか」「中国共産党一党支配は続いているか」「紅白の大トリはサザン? 氷川きよし?」「海老蔵は人間国宝になっているか」など硬軟入り交じり飽きさせない▼「スマホの次に流行るのは」(岡田斗司夫)はまず、「これまで20年間で起きた最大の変化は、考えるより先に検索する癖がついたことだ」と総括する。そのうえで今後は、バーチャルな感動の時代が来ると予想する。資源とエネルギーを極力節約する生き方がクールになって、"なった気"、"やった気"で済ませる。エベレストに登るのではなく、バーチャルな映像を自宅で眺め、疑似体験して楽しむというわけだ▼「iPS細胞は劇的に進化しているか」(山中伸弥)によると、実験室でiPS細胞から複雑な立体構造を持つ臓器を作ることが可能になりそうだ。山中教授は、さらに3Dプリンターによる臓器作りもあながち夢ではないという。幹細胞から分化させた様々な種類の細胞を、3Dプリンターで適切な場所に配置していって臓器を作り上げる▼「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」という名言もある。自分の年齢に20を足して、想像を巡らせると楽しい。


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