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2014年01月21日 前へ 前へ次へ 次へ

今年の「世界トップリスク10」

 政治リスク専門のコンサルティング、米ユーラシアグループが例年、年初に発表する「世界トップリスク10」。今年の1位は「難局化する米国の同盟関係」である▼"運命的な同盟"関係にある日本、イスラエル、英国(JIBs)と異なり、ドイツ、フランス、サウジアラビアなどと明らかな距離がでてくるという。2011年、ユーラシアが最大リスクとしたのは米国が主導する時代の終焉を示す「Gゼロ」の世界だった。同盟関係の難局化は、その具体的な表象とみていい▼第2位は、新興国の不安定化。各国のリスクは多様性を強め「一部の国しか成功は覚束ない」。そして、「新しい中国」が3位にランクインした。所得格差、社会の混乱などのリスク要因を政府(共産党)がどう捌いていくのか、「一度誤れば、これまでの改革とリーダーシップも危うくなる」可能性にも言及する▼以下、原子力問題を抱えるイラン情勢、産油国間の競合、サイバーセキュリティに直面する戦略的データ問題、アルカイダなどと続く▼ちなみに昨年、日本はJIBsとして、Gゼロ世界での構造的な負け組として5位にランクされたことは記憶に新しい。まだ経済再生の明確な指標は欠くが、"上昇機運"はでてきた。いま、収縮気味の日中米韓の政治外交のパイプを拡張するアイデアが欲しい。


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