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広がり始めた景気の回復感
景気の回復感に広がりが出始めている。日銀が先週発表した「地域経済報告」では、全国9地域のうち5地域の景況感が上方修正され、全地域で「回復」の文言が盛り込まれた。2005年4月に報告を開始して以来初めてのことだ▼設備投資の先行指標である機械受注も、昨年11月に前月比10%増の高水準を記録した。これも今後の見通しを明るくする材料だ。停滞していた企業の設備投資が回復すれば、4月の消費増税による個人消費減速の影響をある程度は軽減できる▼政府は、13年度補正と14年度予算、それに税制改正に「経済の好循環」実現に向けた政策メニューをふんだんに盛り込んだ。先々週、先週と続いた各業界団体の賀詞交歓会はこれを歓迎する声にあふれ、日本経済を成長軌道に押し上げていく決意が語られた▼とはいえ、足もとの景況は以前よりは良くなったという程度にすぎない。先行きを楽観視できないことは誰もが知るところでもある。とりわけ中小企業がおかれた状況は引き続き厳しい▼まだ薄日ではあるが、ようやく射し込んできた陽光をどう手繰り寄せ、さらなる明るさにつなげていけるか。経営トップには大局観と機敏な判断力が問われる。新年のあいさつ回りも一巡し、お屠蘇気分も抜けた。そろそろ本格的なビジネスモードにギアを入れ替えたい。