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2013年11月25日 前へ 前へ次へ 次へ

もっとアピールすべき日本の温暖化対策

 安倍政権が「2020年に05年比3・8%削減」と決めた温室効果ガス削減の新目標。この評判がよろしくない。90年比25%削減の鳩山目標はもとより、麻生政権時代の09年に掲げた05年比15%削減にも及ばないから、「日本は後退した」と批判されている▼確かに"野心的"には見えない。もっと高いレベルの目標をという声には、原発稼働ゼロが続く状況では精一杯というのが政府の説明。原発が再稼働すれば削減量を上積みするシナリオだ。分かりやすいが、その道筋はまだ描き切れてはいない▼20年以降の新たな国際枠組みは15年までに合意する。国際交渉はこれからが正念場。人類の将来をどうするかという理念の一方で、各国の国益を賭けた駆け引きが錯綜する。そのなかで、日本の存在感をどう高めていくかが重要性を増している▼まずは実績のアピール。京都議定書目標をどのようにして達成したか。例えば、日本の産業界が講じた対策を世界展開すれば、相当の削減効果が得られる。日本の技術・製品・システムを活用する2国間クレジットが広がれば、世界全体の排出削減につながる▼何度も繰り返されてきた話ではある。交渉ごとは正攻法だけでは進まないが、愚直に正論を主張することが信頼を勝ち得ることもある。「世界の削減に貢献する日本」を発信し続けたい。


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