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2013年10月21日 前へ 前へ次へ 次へ

制定された「化学週間」と「化学の日」

 今週は「化学週間」、そして明後日23日は「化学の日」。といわれてもご存じの読者はまだ少なかろう。日本化学会や日本化学工業協会など産学の化学関係4団体が制定を発表したのは先週。本紙の報道も18日付だから、認知度が低いのは無理もない▼世に記念日は数多ある。産業関連では鉄が12月1日でセメントは5月19日、紙が11月16日で電気が3月25日。それぞれ随分以前に定められ、毎年関連イベントが催されている。なのに化学の日がなく、些か寂しい思いをしていた▼鉄や電気の記念日は、国内で近代製法による生産や供給が開始された日に因む。10月23日の化学の日は、1モルの物質中に存在する粒子の数を表すアボガドロ定数が6・02×10の23乗であることに由来する▼アカデミックであり、故に普遍的でもある。実は10の23乗に目を付けたのは米国が先。10月23日6時02分からの24時間をモルデーとし、この日からの1週間を化学週間と定めている。日本が歩調を合わせた形だが、これで世界共通化も視野に入る▼「化学」への理解を促し、プレゼンスを高める起点が設けられたことは意義深い。市民や社会への分かりやすい情報発信、啓蒙啓発のための接点拡大-。関係企業、団体にはこれまで以上の知恵と工夫が期待される。本紙の活用がその一助となることもお忘れなく。


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