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2013年08月20日 前へ 前へ次へ 次へ

深刻化する漢字能力の低下

 文化庁が調査した漢字表記の「ゆれ」が面白い。演劇の「劇」は「はげしい」という意味もあるが、「劇」と「激」の熟語構成の機能を比較している。結論は「激」の機能の大きさが熟語の多さにつながっており、「劇」はせいぜい「劇薬」ぐらいにとどまるという▼"漢検事件"はまだ記憶に新しいが、日本漢字能力検定協会のトップ交代など紆余曲折を経て、今春、公益法人化された。事件が起こる前年の2008年、漢字検定の志願者数は289万人と、漢字が社会現象化した。不祥事で志願者は落ちたが、昨年は226万人と、漢字への関心は依然、健在だ▼文化庁の「国語に関する世論調査」によると、漢字を「正確に書く能力が衰えた」と感じる人が全体の66・5%にのぼる。10年前の41・3%から大きく跳ね上がっている▼もちろん、ここにはパソコン、携帯電話、電子メールなどの普及が進んだことが背景にあるのは間違いあるまい。「手紙やハガキを利用しなくなった」は仕方ないとして、「手で字を書くのが面倒」「口頭で言えば済むこともメールを使う」はちょっといただけない▼お隣の中国でも、「国語」の継承は大きな話題になっているようだ。「漢字書き取り」のTV番組の視聴率が高いらしい。ここはひとつ、両国で「漢字書き取りの秘策」で知恵を絞るのはいかがだろう。


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