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2013年08月15日 前へ 前へ次へ 次へ

2013年、日本の暑い夏

 「今年の夏は暑い」。日本中で猛暑に悲鳴があがる。さらに「これまで経験したことのないような大雨」という最大級の警報が発せられ、局所的豪雨の被害が相次ぐ。天気予報の精度は上がっているが、警報レベルの予測や防災技術に関しては、完璧は不可能だろう▼社会科学になると、自然科学以上に予想の精度が低下する。12日に発表された4-6月期の実質GDPは、年率ベースで2・6%増、3四半期連続のプラス成長となった。今回のGDPがいつも以上に注目されたのは、来年4月に予定されている消費増税の有力な判断材料になるためだ▼7-9月期もプラス成長が期待できることで、一気に増税に向かって動きだしそうだが、3%増税後の景気腰折れを懸念し、先送りや小幅引き上げなど慎重論も根強い。予定通り実施すべきとするのは「これほどの成長で増税を決断しないと、永久にできない」「財政再建に対する日本の姿勢が疑われ国債暴落」に集約される▼「鎮魂の月」でもある8月は、きょう15日の終戦記念日を境に例年、雰囲気が変わる。季節は少しずつ秋めき、ビジネス街に活気が戻り、夏休みの宿題が気になり始める▼今年は首相や閣僚の靖国参拝問題にも注目が集まる。視界不良が続く中で、2013年は暑い夏とともに歴史の転換点として記憶されそうだ。


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