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極東PX市場 需給バランス緩和へ
【上海=白石孝祐】極東のパラキシレン(PX)市場は、タイト基調が徐々に緩和される見通しが強まっている。供給拡大と川下の需要不振が背景にある。PXの需給ひっ迫要因となる、中国での高純度テレフタル酸(PTA)の新増設ラッシュは続いているものの「末端の繊維業界での能力拡大を大きく上回っており、繊維では使いきれない」(市場関係者)という見方が多い。このため、PTA設備の稼働が限定されるとみられている。供給面では2013年年初に韓国HCPが年産80万トン設備の商業運転を開始したほか、中国国内で13年下半期に複数の新設プラントが稼働開始予定となっている。中国のPX新設計画は近年、住民の反対運動で再三阻害されており、下半期に予定されている計画がスムーズに商業運転へ漕ぎ付けるかどうかが、供給面でのポイントの1つだ。