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ロボットの手も借りたい介護の現場
数年前、中部経産局は新規事業調査として介護ロボットを取り上げたことがあった。企業からは「ニーズは見込めるが、事故による訴訟を考えると簡単に進出しにくい」と、慎重な意見が多かったと記憶している▼その後も老齢化は確実に進行しており、近親者が病院や介護施設に入所しているケースは一般的という時代を迎えている。その介護施設では、腰痛や転倒など労働災害の急増が深刻という。製造業や建設業と違って死亡事故のような重篤な事故は少ないこともあって、災害防止の取り組みは遅れている▼経産省は最近、ロボットを含め最新の介護機器をプレスに公開した。その際、中部経産局幹部の発言を展示企業にぶつけたが、「ほとんどの介護士は腰痛に耐えながら日々の激務をこなしているのが現状だ。この負担軽減はロボットなしに難しいのではないか」という答えだった▼医療機器や介護機器の技術開発は、現場に持ち込んで改良を重ねながらより安全性の高い製品に仕上げるというプロセスが不可欠。臨床試験も含めて製品事故とどう向き合うか難しい問題を抱える▼昼夜を分かたず働く若い介護士の負担や離職を減らすには、機械の力を借りることも必要だろう。介護ロボットの普及は安全に配慮した技術開発ともに、社会的合意に向けた取り組みが問われる。