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2013年06月20日 前へ 前へ次へ 次へ

鉱工業生産で存在感を増した化学

 経済産業省が発表する鉱工業生産指数(IIP)は、毎月の生産、出荷、在庫数量を指数化して、景気判断の重要な指標となっている▼そのIIPが18日に発表した4月確報から大きく変わった。基準年を2005年から10年に変更。製品や産業の成長性に対応して採用品目を見直し、ウェートの修正も行った。時代の変化を反映させて統計の信頼性を高めたという▼業種別生産指数でウェートを高めたのは輸送機械工業、05年基準の16・9%から19・1%に上昇、自動車依存がより鮮明となった。次はプラスチック製品工業で3・8%から5・1%に、医薬品を含む化学工業も11・8%から12・8%に上昇して"化学産業"の位置付けは高まった。逆にはん用・生産用・業務用機械工業(旧一般機械工業と精密機械工業)、金属製品工業、鉄鋼業の構成比は低下した▼採用品目の見直しでは、5年間に生産額が大きくなった32品目を追加する一方、50品目を廃止した。廃止品目には光ディスク、電気洗濯機、タオル地などで生産の海外移転も影響した。化学では塩素ガス、酢ビモノマー、ポリアセタール、染毛料が追加される一方、酸化第二鉄、活性炭、TDI、印画紙、口紅などが廃止された▼産業の栄枯盛衰は避けられない。今回は存在感を増した化学産業、5年後も勢いを持続してほしい。


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