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中国と台湾を結びつけるECFA
中国と台湾の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)は、これからアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ品目)の第二弾の交渉が本格化する。台湾が求めているのは汎用樹脂や液晶パネルなどだが、これらはいずれも中国のセンシティブ対象品目。農産物など2000品目とされる台湾側の輸入開放を巡る条件交渉が焦点となる▼ECFAが、両岸接近の強力な要因となっているのは確かだ。中国大手紙によれば、今年で両岸の航空便就航10年、直行便が就航して5年。5年間の利用者は3000万人に迫る。中国54都市と台湾10都市を週616便が往復する活況らしい▼関係者が注目するのは、中国の目まぐるしい変貌だ。「メード・イン・チャイナ」が「メード・フォー・チャイナ」へ移行、いまや巨大なサプライチェーンを抱える「メード・バイ・チャイナ」の威力が表れ始めたという▼パソコンの場合、レノボや「白牌」と呼ばれるノーブランドメーカーの勢力が強まるなかで、プリント基板や液晶パネルなどの部材調達が中国国内で進んでいる。パソコンの世界地図が塗り替わるとともに、中国でのチェーンの"自立化"も進む▼中国と台湾、両岸関係の深化は双方の産業構造の変化を促す。日本の「成長」がなにを目指すのか、まわりも気になるだろう。