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2013年06月03日 前へ 前へ次へ 次へ

日本経済の梅雨明けは?

 気象庁が5月29日に関東甲信地方の梅雨入りを宣言した。平年より10日、昨年より11日早く、2008年と並んで観測史上3番目の早さだ。入りとなると気になるのは明けの時期。平年は7月21日ごろで、昨年は25日。願わくばこちらも早めの到来をと思う▼梅雨入り宣言には雨量などによる基準はない。直近の天候と少し先の見通しをもとに判断する速報値である。気象庁は毎年9月に、入りと明けの時期を再検討して確定値を発表している。後出しのようにもみえるが、季節に線を引くことの難しさを示してもいる▼経済産業省は31日、4月の鉱工業生産指数を発表した。生産は前月比1・7%、出荷は同1・1%の上昇。生産が5カ月連続、出荷は3カ月連続で上昇した。指数水準はそれぞれ91・9と93・4まで戻った▼これは速報で確報は18日に発表される。経済指標もまた、数字を精査した確報段階で修正されることは少なくない。ちなみに3月は速報値の上昇率が、生産が0・2%から0・9%に、出荷は0・3%から1・2%に上方修正されている▼同省は4月の基調判断を「生産は緩やかな持ち直しの動き」に据え置いた。いくつかの指標で明るい兆しも見えるが、日本経済を覆う雲はまだ厚く停滞する。政府がまとめる成長戦略には、それを振り払うことができるかが問われる。


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