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2013年05月30日 前へ 前へ次へ 次へ

レジ袋忌避は「角を矯めて牛を殺す」行為

 日常生活に貢献しているにも関わらず、欠点ばかり強調され、正当に評価されない製品がある。ポリエチレン製レジ袋は、その一例だろう▼レジ袋は約40年の歴史がある。軽くて破れない、水に強いなど優れた機能が消費者、事業者双方の支持を得て、紙袋をあっという間に代替した。ただ、無料配布による大量消費の反動としてゴミ問題の元凶という批判を浴びた。環境意識の高い消費者からレジ袋忌避の動きも広がった▼一部スーパーではレジ袋有料化、レジ袋を利用しないとキャッシュバック実施で使用削減を図った。この結果、レジ袋事業からの撤退やコストの安い海外に生産を移す企業が相次いだ▼それでもレジ袋の需要は根強い。利便性のほか、使用後は家庭で出るゴミ袋として有効利用できる。マイバッグを悪用する万引き防止効果もある。トップメーカーの福助工業は、サトウキビ由来の「バイオオレフィン」を開発してCO削減を進める。レジ袋リサイクルシステムの実証事業も行っている▼コスト高は避けられず普及は限定的のようだが、事業者として社会を意識した自主的取り組みと評価したい。無駄を減らす消費者の行動も大切だ。一方で、レジ袋のゴミ袋再利用を禁止する自治体もある。環境意識が高いと自称する人ほど「角を矯めて牛を殺す」行為に陥りがちだ。


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