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SEKマークを生かし市場活性化を
機能性繊維製品には安全・安心を担保する「SEKマーク」が表示されている。昨年4月からはOECDガイドラインに対応した安全性試験方法に改良する一方、表示もより分かりやすくし、さらに10月からは消費者ニーズに沿った新たな防汚加工マークの認証がスタートした。これまで消費者にとって馴染みは薄かったSEKマークだが、防汚加工は身近な指標として、今後繊維製品を選ぶ基準に定着、市場の活性化につながることを期待したい。
繊維業界ではSEKマークが広く認知され、量販店などのバイヤーに絶大的な信頼を得ている。認証業務を行っているのが一般社団法人・繊維評価技術協議会で、安全性確保のため加工剤の安全性審査と製品の安全性審査を実施し、認証後もサーベイランスとして性能チェック結果や日常管理状況などの報告が課され、試買テストによって品質の維持状況もチェックする。バイヤーが機能性、安全性を担保したSEKマーク製品を選択することで消費者にも対する安心感を与えている。
現在は抗菌防臭加工マーク、制菌加工マーク、WHSマーク、消臭加工マーク、光触媒抗菌加工マーク、光触媒消臭加工マーク、抗かび加工マーク、防汚加工マークが揃う。SEKマークはその認証の信頼性を高めるため、国際規格であるISO/IECガイド65の認定を日本適合性認定協会(JAB)から受け運用している。認定は抗菌防臭加工マークのみだが、その他の機能加工マークの認証もこれに準拠・実施され、公平性と透明性を重視している。
防汚加工は従来、各メーカーや試験機関が独自の試験法と評価基準で個々に評価し市場に出していた。繊技協では安全性認証ではないものの、ますます求められる社会的責任と消費者利益の保護の観点から、昨年10月から同認証を開始したのだが、リスクもあったそうだ。汚れは一見して判断でき、認証マークが期待外れとなっては困るからだ。3年間、入念なフィールド試験などで準備し、満足のいくアンケートが得られたことで実行に踏み切ったという。
SEKマークは現在、抗菌防臭加工マークのみが中国、香港、台湾および韓国で商標を取得、販売しているが、それ以外もISO規格など国際標準を進めているという。一方で繊技協には今後取得が本格化する防汚加工マーク同様、消費者にとって使用価値の高い繊維製品の普及を後押しする認証、活動に力を注いでもらいたい。日本の繊維製品は、高機能・高品質とともに安全・安心が評価されている。海外市場開拓のツールとしても活用できるのではないか。