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2013年03月19日 前へ 前へ次へ 次へ

アジアに広がるメディカル・ツーリズム

 メディカル・ツーリズム(医療観光)が最近、アジアのもう一つの魅力になっているらしい。アジアのエキゾチズムと医療品質の高まりが相まって、"メディカル・トラベラー"を引きつけているようだ▼医療観光は文字通り、健康診断・治療や健康増進などの医療サービスと同時に、観光の楽しみも提供するパッケージ産業である。アジアがそのホットスポットとなっている▼2007年には、米フロリダに本部を置く国際的な非営利協議会であるメディカル・ツーリズム・アソシエーション(MTA)も発足した。ここには医療機関のほか、ファシリテーター、保険会社も名を連ね、世界的な活動を活発化させている▼07年ごろ、アジア各国を医療観光で訪れた人はタイ140万人、シンガポール55万人、マレーシア40万人、その後も増加の一途を辿っているようだ。お隣の韓国・ソウルはすでに8万人規模になった医療観光の好況を受けて、地域特化型の医療商品開発を通じて呼び込みを強めるという▼観光庁によると、08年時点で世界の医療観光者数は600万人、12年には1000億ドル市場に膨らむ。医療観光は前政権の成長戦略に盛り込まれたが、存在感は示せないままだ。大震災から2年、ジャポニズムとともに日本の医療のクオリティの高さを組み合わせて、世界に発信したい。


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