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飛来する黄砂は悪玉か善玉か?
二十年以上前、中島みゆきが作詞作曲し工藤静香が歌った曲が、人気番組『ザ・ベストテン』最終回の1位を飾った。曲の名前は『黄砂に吹かれて』。好きな番組のトリを務めたことと、異国情緒ただよう曲調と歌い方が印象に強く訴えたのだろう、いまでも黄砂という字を見ると、あのメロディーが浮かぶ▼しかし、そんなノスタルジックなことを言っていられる時代ではなくなったようだ。先週末、黄砂が九州、中国、近畿、北陸、東海、甲信など広い範囲で観測された。もとより日本では、九州を中心に黄砂による被害があったが、それは黄砂単独の影響が主に懸念されていた。最近では、微小粒子状物質PM2・5を付着させて飛来し越境汚染の原因になっているのではないかとの疑いもかかる▼中国大陸の砂漠や乾燥地帯の砂塵嵐から発生し、偏西風に乗って飛来する。国立環境研究所のホームページによると、最も遠いところではハワイやアメリカ本土にも届くという▼悪玉イメージが先行しているが、海に落ちてプランクトンの増殖に必要なミネラル分を供給する役割を果たしているなどとする説も有力だ。一方的に"黄砂悪玉論"を振りかざすべきではないだろう▼俳句の春の季語でもあり、霾(つちふる)と同義。<つちふるや日輪高く黄に変じ>(素逝)などがある。