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政治リスクの広がる新興国市場
領土問題や「人工衛星」打ち上げで振り回されていたら、隣国の唐突な核実験の発表には仰天した。地政学的なリスクは、国際政治、外交の要諦であることを改めて認識させられる▼政治リスク専門のコンサルティング最大手、ユーラシア・グループ(本社ニューヨーク)が公表した「トップ・リスク2013」は、新興市場を最大のリスクとした。過去5年間、新興市場は世界の経済成長の3分の2をもたらしたが、"豊穣の時代"は終焉を迎えたと結論づける▼その理由として、成長の減速に加えて、国民の政府への要望が高まると指摘。BRICsなどの新興国をひとまとめに「資産クラス」と位置付けるべきではない、各国の"政治資本"を見極めよ、という▼新興国を3グループに分類して「先進国化途上」にブラジル、メキシコ、トルコ、韓国などを、「新興のまま問題包含」に中国、インド、そして「後退中」にはロシア、ベネズエラなどが名を連ねた。中国については、今年は「社会的な変革の動きが勢いを増す」と言及する▼もっとも、日本も構造的な負け組であるJIBs(日本、イスラエル、英国)として、5位にランクインした。いずれも、地政学リスクへの対応が難しい、とクギを刺す。経済再生も大事だが、リスクに耐える重厚な政治への脱皮は最重要課題だ。