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2013年01月15日 前へ 前へ次へ 次へ

快走を続けるサムスンの新たな挑戦

 サムスン電子の昨年の業績は売上高が201兆ウォン、営業利益29兆ウォンと過去最高を更新した。営業利益は前年比86%増、という驚異的な伸びだ。稼ぎ頭のスマホが世界市場を席巻したほか、半導体、ディスプレイ、TV、生活家電も堅調に推移したことが背景にある▼創業43年にして世界ブランドに昇りつめた同社だが、20年までのビジョンでは「グローバル5大ブランド」の達成と「マーケット・クリエーター」としての競争力強化を掲げる▼もっとも、サムスンのひとり勝ちを懸念する声も韓国内に少なからずある。昨年末、米紙が韓国ではサムスンで一日が過ごせるサムスングループのアパートに住み、クレジットカードでTVを買い、野球チームを観戦する、と論評。さながら、"サムスン共和国"という内容だ▼事実、同グループは韓国のGDP(国内総生産)の5分の1を占める。旗艦役のサムスン電子の成長如何が、韓国経済の今後を左右する。サムスン「一本足打法」で本塁打を量産しているうちに、「広角打法」の打者を育てて産業の不均衡を解消したいというのが政府の本音だろう▼翻って、日本経済はいぜん、混迷のただ中にある。この苦境を見据えながら、日本流の"先進モデル"をどう創りあげるのか、新たに始動した政治と産業界が知恵を出し合うときである。


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