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フォーリン・アフェアーズの「破綻したBRICs」
世界経済の変転は、目まぐるしい。欧州、米国、日本、そして中国、インドをはじめとした新興国群が、複雑系を形成する▼米国の情報機関を統括する「国家情報会議」は、今後20年間の世界について「米国は軍事力やソフトパワーの優位で総合的な国力は2030年でもトップの地位を保つが、"パックス・アメリカーナ"は幕を閉じる。中国も成長が緩やかになり、世界の覇権国家はなくなる」と指摘▼西洋の台頭は反転する一方で、アジアが政治、経済双方で存在感を強めるとしたのは自然だろう。このなかで、日本は人口減少が響き、衰退が続くとのご託宣だが、「いやいや、日本は変わりますよ」と反論したい気がはやる▼これまでのBRICs神話では、中国がいずれ米国を追い抜くとの見方が大勢を占めていた。これに異を唱えるのが、最近、米外交誌フォーリン・アフェアーズの巻頭論文として掲載された「破綻したBRICs」である。世界経済の周期をみるのは10年が限界とし、中国経済の今後の10年は成長の鈍化に直面するという。その一因として挙げるのが、農村部の過剰労働力がなくなる「ルイスの転換点」への接近だ▼世界は動く。日本はそれを見て熟考するのもいいが、「国富」を前を向いて活性化していくときだ。いまある(政治の)転換点を好機としたい。