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2012年12月12日 前へ 前へ次へ 次へ

小学生が開発した分子のカードゲーム

 「小さい頃から宇宙の成り立ちや鉱物に興味をもっていたのですが、小学3年生の時に、100種類程の元素が結合して世の中の物質が作られているということを知り、とても感動しました。その感動を友達にも伝えたかったのですが、話をしても理解してもらえず、なんとかしたいなと考えたのが始まりでした」▼人気のカードゲーム『ケミストリークエスト』の開発者であり、販売会社の社長でもある米山維斗さんの言葉だ。この人、実は中学生。『ケミクエ』は小学6年のときに商品化された。化学の知識ゼロでも小学生でも楽しめる、"分子"をテーマにしたゲームだ▼水素、酸素、炭素、窒素の48枚の原子カードを使って、二酸化炭素や水などの分子を作っていき、多くの分子を結合させて、原子カードを沢山もっているほうが勝ちになる▼この秋、iPhoneアプリ版も自ら制作し、公開から1カ月半で、ダウンロード数が2000回を超えた。ダウンロードの約3割は海外からだという。シンガポールでは英語版カードゲームが販売されている▼化学の面白さを子供たちに広めるのに、貢献度は抜群だ。おりしも、日本化学連合が主催する「化学コミュニケーション賞2012」の候補者募集が先月から始まった。年若いとはいえ、受賞の有力候補ではないだろうか。


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