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大阪のものづくり復活に向けた挑戦
MOBIOを御存じだろうか。大阪府が府内の中小ものづくり企業のための総合支援拠点として2年前、クリエイション・コア東大阪(東大阪市荒本)に開設した「ものづくりビジネスセンター大阪」の略称である。
和泉市にある技術支援拠点の大阪府立産業技術総合研究所とも連携、企業の変革と挑戦に向けた"知る、やる、集まる"を支援していくことを掲げている。新興国経済が急成長するなかで、相対的に地盤沈下が懸念される日本にあって、ものづくりは最後の砦であり、それを支える中小企業の競争力回復がカギを握っている。こうした地道な取り組みが全国に広がり、ピンチをチャンスに変える成果を期待したい。
MOBIOはワンストップでサービスを提供する、ものづくりに関する総合相談窓口であり、関西を中心に16大学・1高専が中小企業との連携オフィスを開設している。国内最大級の常設展示場を200ブース所有し、同展示場に出展する企業の情報を国内外に発信、ビジネスマッチングを支援する。このほか人材育成支援やインキュベーション設備、製造業を対象に受注企業・発注企業の登録を受け付け、日常的に企業の取引あっせんも行っている。
ユニークなのが、「MOBIO―Cafe」というMOBIOが運営するイベントで、中小ものづくり企業が普段、出会う機会の少ない大手企業や異業種メーカー、大学、一般住民、行政、団体などとの出会いの場を提供している。毎回30人程度の少人数で、テーマを限定してじっくりとカジュアルに向き合うことのできる機会を、可能な限り提供している。
単なる出会いの場だけでなく、府が実施する大規模展示商談会事業や、ものづくりイノベーションネットワーク事業によるマッチング、各種補助金活用など、より大きなセミナーやフォーラム、各種事業へのエントリーなど、ものづくりと事業をつなぐ場でもあり、これらを生かすことで事業のヒントになることを期待している。
この間、ものづくり座談会を開催したり、プリンテッドエレクトロニクス技術セミナー、中小企業のための海外進出セミナーなどさまざまなテーマを取り上げ、最近では宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術を活用した新製品開発などもテーマになっている。今後も炭素繊維強化プラスチックの量産・再利用、発光ダイオード(LED)の特性を生かした製品開発など多彩なテーマが目白押しだ。
大阪のみならず関西経済の活性化に製造業の果たすべき役わりが大きいだけに、その起爆剤になってもらいたい。