ノバルティス 抗がん剤開発 個別化医療に本腰
スイスのノバルティスは、個別化医療アプローチによる抗がん剤開発に本腰を入れる。開発前期のすべての新規化合物について、バイオマーカーや臨床的定義に基づく開発を進める。投与前診断などに用いるコンパニオン診断薬は、他社との提携も視野に入れて開発を加速する。他社を上回る充実した開発パイプラインを基盤に、幅広い治療選択肢を開拓する。
ノバルティス・オンコロジー事業部のプレジデントを務めるエルベ・オプノー氏(写真)によると、最も高い治療効果が期待できる患者集団に絞った医薬品開発を進める。「従来のように奏効率20%の薬剤を100人に提供するのではなく、100%の薬剤を20人に届けることを目指す」考えで、バイオマーカーに基づく遺伝子情報や、臨床上の疾患定義に基づいた医薬品開発を強化する。