ファイン企業 相次ぎ事業戦略再構築
ファインケミカル企業が相次ぎ、事業戦略の再構築に乗り出している。日本合成化学工業は中国など海外品との競合激化を背景に不採算事業からの撤退を進め、グリオキザール系やケテン系製品などに続いて、今年度にはガムベース用樹脂から撤退する。有機合成薬品工業はコスト競争力の観点から、タイヤコード接着剤用原料、またアミノ酸化合物のグリシンについて中国を候補にOEM生産の検討に入った。そのほか海外需要拡大に対応した委託生産も相次ぐ。原料調達面やコスト面で優位なアジア勢との競争に打ち勝つため、各社は思い切った戦略実行に迫られている。