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2012年05月31日 前へ 前へ次へ 次へ

ベンゼン 商流変化の兆し

 【シンガポール=渡邉康広】アジアの余剰ベンゼンが、ひっ迫する米国に輸出される量が拡大しそうだ。米国ではガソリン需要の減少とそれにともなう製油所の低稼働・停止が続き、供給が不足している。一方、アジアでは韓国を中心にパラキシレン(PX)の大増設が進行、ベンゼンも大量に併産される予定だ。こうしたアジアで余剰となるベンゼンはアジア価格より高い米国に大量に輸出されるのは必至。すでにアジア最大手のJX日鉱日石エネルギーは今年から米国向け輸出に乗り出しており、商流に変化の兆しが表れている。またアジアの余剰ベンゼンをとらえ、旭化成ケミカルズは国内主体の調達から今後輸入に乗り出すことも検討している。


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