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2012年05月30日 前へ 前へ次へ 次へ

日化協 高橋恭平新会長会見

日化協・高橋新会長1.jpg 日本化学工業協会(日化協)は、このほど東京都千代田区のパレスホテルで定時総会を開き、藤吉建二会長(三井化学会長)の任期満了にともない昭和電工の高橋恭平会長を新会長に選出した。総会後に会見に臨んだ高橋新会長は「環境・安全分野での取り組み強化、化学品管理での一層の取り組み強化、化学産業の市民権の確立の3点を重要課題に掲げたい」との抱負を述べた。
 環境・安全分野の取り組みでは「昨年来、化学工場での事故が多発している」と指摘。その上で「1工場1企業の事故が化学産業への信頼を揺るがしかねない」と語り、日化協としても最重要課題に位置付ける方針を明らかにした。
 化学品管理に関しては、国際連合開発環境会議(リオ地球サミット)が今年で年を迎えることに触れ、「化学物質のリスク評価、管理、情報公開を自主的に行うジャパン・イニシアティブ・プロダクト・スチュワードシップ(JIPS)活動をサプライチェーン全体に広げていきたい」と説明。「アジアの官民と連携し、標準化を図りたい」と活動拡大に意欲を示した。
 「化学産業は有用な素材や物質を社会に提供する欠かせない産業だ」として、化学産業の一層の社会への浸透、市民権の確立も目標とする。化学が産業や社会のイノベーションで「先導役を果たす必要がある」と強調。「自信、自覚、行動力をキーワードに化学産業の存在感を、強く発信していきたい」と話した。
 高橋新会長は、当面、石油化学工業協会(石化協)会長を兼ねることとなる。この点については「石化協は石化産業中心ということもあり、共通点は見えやすかった。日化協では化学産業全体のことを考えていかなければならない」と言及し、とくに化学産業全体の認知度向上に努める姿勢をみせた。


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